18代目中村勘三郎襲名披露 第41回吉例顔見世
2005.10.03 Monday
10/1初日を迎えた
「御園座創立百十周年記念 18代目中村勘三郎襲名披露 第41回吉例顔見世」を見に、御園座に行ってまいりました。
ウチの両親が年金を振り込んでもらっている某地銀A銀行が企画したらしくもともと行く予定で、2枚確保していたのですが、(_△_)\が帰省したので、急遽1枚一般予約で追加、3人で見に行くことになったのでした。
「御園座創立百十周年記念 18代目中村勘三郎襲名披露 第41回吉例顔見世」を見に、御園座に行ってまいりました。
ウチの両親が年金を振り込んでもらっている某地銀A銀行が企画したらしくもともと行く予定で、2枚確保していたのですが、(_△_)\が帰省したので、急遽1枚一般予約で追加、3人で見に行くことになったのでした。
毎年御園座でこの時期に行われている吉例顔見世。
今回は中村勘三郎(旧勘九郎)襲名披露とあって更に
盛り上がりがあるようす。
歌舞伎座(東京)→松竹座(大阪)と回って、今回の御園座が最後の襲名披露公演になるそーな。
11時からの昼公演だったので、10時30分頃に御園座到着。
既に入口は入場を待ちかねるお客様で一杯!。団体客も一杯いました。当然のように女性客が多いのですが、着物姿の方がやっぱり多かった!この日の為に選んだと思われる艶やかな訪問着に身を包んでいる方を拝見すると、よくこういった歌舞伎とか見て来られてるんだろうなぁと感心する次第で。
開場して中に入ってプログラムを引き換え。
教科書並みのプログラムにちょっとびっくり。読み応えアリ。
(外国人向けの英文での説明ページもあった)
また、歌舞伎初心者なので解説用のイヤホンも借りました。
お土産を先に購入した後、父は一般で予約した1階席のS席へ。私たちは2階の4列目当たりの席に移動。
ステージは全体的に見渡せるのですが、花道が半分しか見えないのがちょっと残念。父の席はというと、花道もばっちり見える席だったようですが。
私は数年前に新橋演舞場でやった市川猿之助プロデュースのスーパー歌舞伎「三国志」を見に行ったことはあるのですが、こういった本格的な歌舞伎は初めて。両親も歌舞伎ビギナーだったので、プログラムを見たりしながら開始を待ちました。
<第1幕:「お国と五平」>
谷崎潤一郎の戯曲。
かつて見限った許婚:池田友之丞に現在の夫を殺された女房:お国が中間(ちゅうげん:下僕のこと)五平と共にあだ討ちの旅に出て3年。那須野が原にて二人が休んでいるところに尺八の音とともに虚無僧となっていた友之丞が姿を見せ、物語が進んでいくのですが、だんだんと話の展開が変わっていき、お国と五平がある時を境に主従の関係を超えて男と女の関係になっている事が友之丞の言葉で明らかになると、場内どよめきが。
あだ討ちの為に旅をしているはずが、いつの間にか私利私欲の為の旅(友之丞の仇を討ち、五平を武士に昇進させて夫婦になりたい)として印象が変化、お国と五平の心の中の暗黒部分がどんどんと燻りだされていく様子にちょっとびっくり。
谷崎文学というのはこんな感じのお話が多いとか(イヤホンマイクの解説曰く)。
第1幕終了後30分休憩。。。
幕の間の休憩ってこんなに長いのね^^;。
(父はこの間に予約したお弁当を頂いていたらしい)
暇なので売店をほっつきまわってお土産を追加購入。
<第2幕:18代目中村勘三郎襲名披露口上>
続いて、勘九郎改め、18代目中村勘三郎襲名披露の口上が行われました。勘三郎さん以下、息子さんの勘太郎さん、七之助さん、中村橋之助さん、坂東三津五郎さん、片岡仁左衛門さん等など今回この吉例顔見世に出演している歌舞伎界の大物役者さんが顔を揃えてお祝いの口上を次々に述べていかれました。
また、今回新たな名前を襲名した3名のお弟子さんの紹介も併せて行われ、観客の暖かい拍手が鳴り止むことはありませんでした。
特に、勘九郎さんと同期生の坂東三津五郎さんの「みなさんにお話できることからできないことまでいろいろとご一緒しました」には大うけ(汗)。役ではなく、いち歌舞伎役者としての素の声やしゃべりが聞けるって言うのはいいですね〜。
以前、テレビで市川海老蔵襲名口上の中継を見てて、他の役者さんのしゃべりに大笑いしたことがあったのですが、直に聞くと臨場感があっていいなぁ。。。
また、このあたりからどこからとも無く「成駒屋!」「中村屋!」等の屋号(*1)での合いの手が入り、そのタイミングのよさにびっくり。合いの手担当のスタッフさんがいらっしゃるみたいですね〜。
第2幕終了後、食堂に行ってお弁当を頂きました。
彩りもいいお弁当だったです^^。
どうやら、父の食べたお弁当よりかはランクは低かったみたいですが(汗)。
<第3幕: 連獅子>
普通は親獅子と仔獅子の父子二人での演目なのですが、勘三郎、勘太郎、七之助親子三人での演目としてお馴染みと成っている"連獅子"。
三人の狂言師が手獅子を持ち、親獅子が仔獅子を千尋の谷に突き落とし、這い上がってきた仔獅子だけを育てるという故事に倣って舞をはじめていくのですが、三人の息は本当にぴったりですね。びっくりしました。
途中で二人の違う宗派に属する僧侶の宗論の狂言をはさみ、獅子の精になった三人が再び登場。
花道からススススっと出てきた途端、一気に三人ともテンポ良くバック!バックする姿が途中で見えなくなった(半分しか花道が見えないので)のは残念だったけど…。
その後再び登場してクライマックスの毛振り。
これも三人とも息があった毛振りで拍手喝さい!。
ここで20分休憩〜。
トイレは長蛇の列〜(汗)。
<第4幕:河内山>
痛快時代物という感じの歌舞伎。
片岡仁左衛門が扮するちょっとワルな数寄屋坊主、河内山宗俊が、金をせびりに入った質屋から逆にこの店の娘:藤(奉公先では浪路という名前)が奉公先の殿様のご執心の挙句、幽閉されて困っているとの相談を受け、御礼の要求をしたうえで請合い、堂々と寛永寺のお使いの僧侶に化け、屋敷の面々を見事丸め込んで首尾よく開放することに成功するものの、帰りにある家臣から頬の黒子を証拠に正体がばれてしまい危機一髪。しかしながら、全てを承知で僧侶として扱ってくれた別の家老の配慮のおかげで、無事に帰っていくというお話。
途中で「山吹のお茶を一服ほしいものだ」といつもテレビで目にする賄賂要求のようなシーンがあったり、結構ビギナーでも分かりやすい歌舞伎演目だったかと。
この演目でイヤホンマイクの説明で数寄屋についての説明があったのですが、まさか「電車男」の話が出てくるとは(笑)。
今の秋葉原あたりのお話だったらしくて。
以上で昼の部演目終了。
11時に開演して終了したのは15時50分(汗)。
こんなに時間がかかるんだねぇ。
御園座を出たら、既に玄関には夜の部の入場を待つお客様の列でひしめいてました…。
(夜の部は16時30分開演。別の演目で行われます)
とまぁ、こういった感じでの歌舞伎鑑賞でしたが
とっても楽しかったです。
いつもテレビで見ている大物俳優さんが一挙に集まって見られる機会ってなかなかないですからね〜。
また機会があれば、見て見たいです。
中村福助さんがいらっしゃらなかったのは残念だった…。
(*1)歌舞伎では名前ではなく、俳優屋号で呼ばれるのがだいたい一般的です。
例)
・中村勘三郎→中村屋
・中村橋之助→成駒(なるこま)屋
・坂東三津五郎→大和屋
・片岡仁左衛門→松嶋屋
・市川猿之助→澤瀉(おもだか)屋 等。
今回は中村勘三郎(旧勘九郎)襲名披露とあって更に
盛り上がりがあるようす。
歌舞伎座(東京)→松竹座(大阪)と回って、今回の御園座が最後の襲名披露公演になるそーな。
11時からの昼公演だったので、10時30分頃に御園座到着。
既に入口は入場を待ちかねるお客様で一杯!。団体客も一杯いました。当然のように女性客が多いのですが、着物姿の方がやっぱり多かった!この日の為に選んだと思われる艶やかな訪問着に身を包んでいる方を拝見すると、よくこういった歌舞伎とか見て来られてるんだろうなぁと感心する次第で。
開場して中に入ってプログラムを引き換え。
教科書並みのプログラムにちょっとびっくり。読み応えアリ。
(外国人向けの英文での説明ページもあった)
また、歌舞伎初心者なので解説用のイヤホンも借りました。
お土産を先に購入した後、父は一般で予約した1階席のS席へ。私たちは2階の4列目当たりの席に移動。
ステージは全体的に見渡せるのですが、花道が半分しか見えないのがちょっと残念。父の席はというと、花道もばっちり見える席だったようですが。
私は数年前に新橋演舞場でやった市川猿之助プロデュースのスーパー歌舞伎「三国志」を見に行ったことはあるのですが、こういった本格的な歌舞伎は初めて。両親も歌舞伎ビギナーだったので、プログラムを見たりしながら開始を待ちました。
<第1幕:「お国と五平」>
谷崎潤一郎の戯曲。
かつて見限った許婚:池田友之丞に現在の夫を殺された女房:お国が中間(ちゅうげん:下僕のこと)五平と共にあだ討ちの旅に出て3年。那須野が原にて二人が休んでいるところに尺八の音とともに虚無僧となっていた友之丞が姿を見せ、物語が進んでいくのですが、だんだんと話の展開が変わっていき、お国と五平がある時を境に主従の関係を超えて男と女の関係になっている事が友之丞の言葉で明らかになると、場内どよめきが。
あだ討ちの為に旅をしているはずが、いつの間にか私利私欲の為の旅(友之丞の仇を討ち、五平を武士に昇進させて夫婦になりたい)として印象が変化、お国と五平の心の中の暗黒部分がどんどんと燻りだされていく様子にちょっとびっくり。
谷崎文学というのはこんな感じのお話が多いとか(イヤホンマイクの解説曰く)。
第1幕終了後30分休憩。。。
幕の間の休憩ってこんなに長いのね^^;。
(父はこの間に予約したお弁当を頂いていたらしい)
暇なので売店をほっつきまわってお土産を追加購入。
<第2幕:18代目中村勘三郎襲名披露口上>
続いて、勘九郎改め、18代目中村勘三郎襲名披露の口上が行われました。勘三郎さん以下、息子さんの勘太郎さん、七之助さん、中村橋之助さん、坂東三津五郎さん、片岡仁左衛門さん等など今回この吉例顔見世に出演している歌舞伎界の大物役者さんが顔を揃えてお祝いの口上を次々に述べていかれました。
また、今回新たな名前を襲名した3名のお弟子さんの紹介も併せて行われ、観客の暖かい拍手が鳴り止むことはありませんでした。
特に、勘九郎さんと同期生の坂東三津五郎さんの「みなさんにお話できることからできないことまでいろいろとご一緒しました」には大うけ(汗)。役ではなく、いち歌舞伎役者としての素の声やしゃべりが聞けるって言うのはいいですね〜。
以前、テレビで市川海老蔵襲名口上の中継を見てて、他の役者さんのしゃべりに大笑いしたことがあったのですが、直に聞くと臨場感があっていいなぁ。。。
また、このあたりからどこからとも無く「成駒屋!」「中村屋!」等の屋号(*1)での合いの手が入り、そのタイミングのよさにびっくり。合いの手担当のスタッフさんがいらっしゃるみたいですね〜。
第2幕終了後、食堂に行ってお弁当を頂きました。
彩りもいいお弁当だったです^^。
どうやら、父の食べたお弁当よりかはランクは低かったみたいですが(汗)。
<第3幕: 連獅子>
普通は親獅子と仔獅子の父子二人での演目なのですが、勘三郎、勘太郎、七之助親子三人での演目としてお馴染みと成っている"連獅子"。
三人の狂言師が手獅子を持ち、親獅子が仔獅子を千尋の谷に突き落とし、這い上がってきた仔獅子だけを育てるという故事に倣って舞をはじめていくのですが、三人の息は本当にぴったりですね。びっくりしました。
途中で二人の違う宗派に属する僧侶の宗論の狂言をはさみ、獅子の精になった三人が再び登場。
花道からススススっと出てきた途端、一気に三人ともテンポ良くバック!バックする姿が途中で見えなくなった(半分しか花道が見えないので)のは残念だったけど…。
その後再び登場してクライマックスの毛振り。
これも三人とも息があった毛振りで拍手喝さい!。
ここで20分休憩〜。
トイレは長蛇の列〜(汗)。
<第4幕:河内山>
痛快時代物という感じの歌舞伎。
片岡仁左衛門が扮するちょっとワルな数寄屋坊主、河内山宗俊が、金をせびりに入った質屋から逆にこの店の娘:藤(奉公先では浪路という名前)が奉公先の殿様のご執心の挙句、幽閉されて困っているとの相談を受け、御礼の要求をしたうえで請合い、堂々と寛永寺のお使いの僧侶に化け、屋敷の面々を見事丸め込んで首尾よく開放することに成功するものの、帰りにある家臣から頬の黒子を証拠に正体がばれてしまい危機一髪。しかしながら、全てを承知で僧侶として扱ってくれた別の家老の配慮のおかげで、無事に帰っていくというお話。
途中で「山吹のお茶を一服ほしいものだ」といつもテレビで目にする賄賂要求のようなシーンがあったり、結構ビギナーでも分かりやすい歌舞伎演目だったかと。
この演目でイヤホンマイクの説明で数寄屋についての説明があったのですが、まさか「電車男」の話が出てくるとは(笑)。
今の秋葉原あたりのお話だったらしくて。
以上で昼の部演目終了。
11時に開演して終了したのは15時50分(汗)。
こんなに時間がかかるんだねぇ。
御園座を出たら、既に玄関には夜の部の入場を待つお客様の列でひしめいてました…。
(夜の部は16時30分開演。別の演目で行われます)
とまぁ、こういった感じでの歌舞伎鑑賞でしたが
とっても楽しかったです。
いつもテレビで見ている大物俳優さんが一挙に集まって見られる機会ってなかなかないですからね〜。
また機会があれば、見て見たいです。
中村福助さんがいらっしゃらなかったのは残念だった…。
(*1)歌舞伎では名前ではなく、俳優屋号で呼ばれるのがだいたい一般的です。
例)
・中村勘三郎→中村屋
・中村橋之助→成駒(なるこま)屋
・坂東三津五郎→大和屋
・片岡仁左衛門→松嶋屋
・市川猿之助→澤瀉(おもだか)屋 等。
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